1. はじめに
上書きをしますと,書式にあった原稿が作成できます.
2. スタイルとマージン
上下左右のマージン,タイトル,著者名,ABSTRACT,本文,脚注,文献のスタイルと書式が設定されています.タイトルページ以外27字詰×45行の2段組で設定してあります.マージンは変更しないでください.
3. 使用フォントと特殊文字等設定
文字や段落は適用するスタイルや書式を選んでください.
3.1 漢字・かな
明朝体はMS明朝または平成明朝.ゴシック体はMSゴシックまたは平成角ゴシック.
3.2 英字・数字・特殊文字等
標準はTimesかTimes New Roman.ギリシャ文字はSymbol(Symbol).
3.3 文字の間隔
日本語と英数字の文字間隔は自動調整にしてください.書式→段落→体裁にチェック項目があります.
3.4 句読点等
句読点は「,(全角カンマ)」と「.(全角ピリオド)」.IME,Atok,ことえりなど言語ソフトのプロパティで設定することができます.ただし,数量等は半角です.
3.5 文体
文語調「である.」「ている.」でご執筆願います.
4. 文字の組み方
4.1 タイトルヘッダ
タイトルや著者名がセクションに区切られていので,下書きモードにして上書きしてください.書式がくずれた場合は,文字列を指摘して,適用する書式を選択してください.
4.1.1 原稿種類(論文と書いてあるところ)
論文,ノートなどの原稿の種類を入力してください.
4.1.2 タイトル
サブタイトルがない場合は,削除してください.
4.1.3 和日付・英日付
受付・受理日は,受理後,お知らせいたします.
4.2 脚注
左のテキストボックスにキーワードを五つ,各著者のアステリスク*に対応した連絡先(和文と英文),連絡者の上付き番号に対応したE-mailをご記入ください.文頭と「*」や「1」の空きは書式→段落→タブ設定でタブの位置が1字・右揃え,2字・左揃えとし,改行の字下げは段落のぶら下げで2字としてあります.上書きすればタブはそのまま使えます.
4.3 本文
本文が適用する書式は「本文」です.
4.3.1 見出し
見出しはアウトライン入力を利用します.見出しとなる文字を入力したら,見出しの書式を選択します.書式は見出し1「1. ・・・,2. ・・・」,見出し2「1.1 ・・・,1.2 ・・・」,見出し3「1.1.1 ・・・,1.1.2 ・・・」です.
4.4 参考文献
文献リストは文末のリストを上書きしてください.出現順に文献の番号をつけ,引用されている本文中に任意の文献リスト番号と「)」(片右括弧)を入力し,書式を上付きにします1).必要に応じて番号に続いて「,」(2文献)や「-」(3文献以上)を入力してください2,3).文献リストの作成の様式については4-9),下記の点にご注意いただき,文末の文献リストを上書きすると容易に作成できます10).
1) 複数の著者の場合は,全員の名前を入力ください.和文の文献は姓名と名前,英文の文献は名前のイニシャル+ピリオドが先に,姓が後に入ります.
2) 論文のタイトルは不要です.
3) 投稿中の原稿は,リストには載せないこと.
4) 雑誌は,著者名:雑誌名(英語の場合は略・立体),巻(太字)(年号)引用始頁の順で記載してください.
5)
単行本は,著者名:単行本タイトル(英語の場合はイタリック),p.+ 引用始頁(全体引用の場合はいれません),出版社(,英文の場合この後にNew Yorkのように出版都市名を追加してください)
5. 図・写真,表
5.1 図・写真の作成
図はドローソフト等で作成した作画やスキャナで鮮明にとった画像ファイルを下記にあるように挿入→図で取り込んでください.花子等で認識されないソフトで作画した場合は,あらかじめ挿入→オブジェクト→オブジェクト種類→Microsoft Word 2001図または挿入→テキストボックスでこの原稿内にレイアウト枠を作成後,ワード内の図のウィンドウに作画した花子等からコピーアンドペーストすれば取り込むことができます.画像が見えない状態で取り込まれたら,画像をクリックして表示→設定パレットを開き,折り返しの種類で上下を選んでください.図の全体が表示されます.
どうしても取り込めない場合は印刷したカメラレディーの原稿に改行で空白を作成,別に鮮明に印刷した図を糊で貼ってください.レイアウトした図中の文字は,本文の7ptぐらい,図に使用する罫の太さは0.2 pt以上としてください.30%以下の網かけは印刷できません.
写真は,スキャナやデジタルカメラでとったものを図と同じように取り込みます.鮮明に印刷できない写真や図版は原稿とは別にご用意ください.別工程で印刷をいたします.
なお,ワードでは図が文字列や段落に固定されて移動しますので,修正される際は図が動くことがあります.
5.2 図・写真のタイトル説明の作成
図のタイトルおよび説明は図下に図から2~3 mmあけて挿入→テキストボックスか,本文中に段落を少しあけて,和文で「図番号 和文タイトル 改行 図の説明」と「Fig. 1 英文Title. 改行 Legends and note.(英文には終点ピリオドをつけてください)」と入れてください.
5.3 表の作成
表は文中ではなく,挿入→テキストボックスで入れるようにしてください.作成したテキストボックスの中に罫線→表のオートフォーマット→シンプル1で下記のように作成し,表上には「表番号 和文タイトル 改行 Table 1 英文Title.(英文には終点ピリオドをつけてください),表下には「表の説明 改行 Legends and note.(英文には終点ピリオドをつけてください)」を入れてください.テキストボックスが小さいときは,設定パレットで,折り返しの種類を上下とすると,一段の行内に収まる枠ができます.
5.4 図表のレイアウト
図表の配置は,文章が読みやすいようにページの上部か下部にはまとめて挿入して配置するようにしてください.ワードでは図が文字列や段落に固定されている場合,文章を修正するのに従って移動します.移動したら,あわてずにオブジェクトの書式設定→レイアウト→詳細設定→配置でアンカーを段落に固定するチェックをはずし,アンカーの出ている位置をずらした後にもう一度書式設定を開いて,チェックをいれてください.こういった作業は最終的にレイアウトをアップさせるときに行うと楽です.また,文字列と一緒に移動するにチェックが入っている場合,その文字列を切り取ると図・表が消える場合があります.そういった場合もあわてず,編集→元に戻すにして,状態を復元し,文字列と一緒に移動するチェックをはずして図表を移動させると文字列を切り取っても消えません。
6. 単位
単位はSI単位を用いて表記してください.単位の例は上記の表のとおりです.
7. 式
挿入→オブジェクト→オブジェクト種類→Microsoft 数式を選択して作成してください.次頁の式をクリックするとスタイルやサイズは設定されています.スタイル定義は変数が斜体,ベクトルが斜体・太字,サイズ定義は標準が11 ptです.式番号(1)(2)・・・は式の後につけてください.式の上下が切れてしまう場合は式の上下が一行ずつあけるか,設定パレット→配置と間隔→段落の間隔を段落前・後を一行にしてご調整ください.
(1)
8. ランニングタイトル
表示→ヘッダーとフッターを選択して,入力してください
9. カメラレディー原稿のプリントアウトと提出方法
E-mailでの提出の場合は,PDFファイルに変換してください.投稿時はPDF MakerやSmall Sizeの設定で変換し,最終原稿提出の際はpress仕様の設定で出力したファイルを作成してください.E-mailでの投稿先はseidenki@capj.or.jpです.投稿票の内容をE-mailの本文に入力してください。
紙媒体での提出の場合はA4に高品位(600dpi)以上で鮮明に印刷してください.レーザプリンタでも,インクジェットプリンタでもかまいませんが,文字がかすれたり,画像の網があらく不鮮明にならないようにしてください.図・写真がプリンタでうまくいかない場合はオリジナル・原版を添付してください.投稿先は学会誌刊行センター「静電気学会誌編集委員会」(〒113-0032 東京都文京区弥生2-4-16)で、2部送付してください.
10. 二段を並行にする
二段を並行させて文章を終わらせる方法は,文末,参考文献の文末に改行を一つ入れ,その改行マークをマウスで選択して(改行マークの表示は表示→段落記号です),書式→文書のレイアウト→その他でセクションの開始位置を「現在の位置から開始」とし,プレビュー設定対象を「選択している文字列」としてOKとすると,並行になります.
11. 論文とノートページ数
論文は6ページで超過ページを許されていますが(超過ページ代あります),ノートは2ページ厳守です.故意に行間を勝手に狭めたり,半角カタカナや小さい文字を用いたりした場合は,投稿受付をする前になおしていただく場合があります.
参考文献
1) H.D. Goodfellow and W.F. Graydon: Can. J. Chem. Eng.,46 (1968) 120
2) 山田太郎:静電気学会誌, 18 (1994) 15
3) W.R. Happer: Contact and Frictional Electrification, p.33,Oxford, London (1967)
4) 山田一郎,海野次郎:静電気のすべて, p.123, オーム社 (1995)
5) N.Gobson: Static Electrification Conf. Ser. 4, p. 71, Inst. Phys. Soc., London (1971)
6) G. Smit: Proceedings of 1st Symposium on Ultrasonic Electronics, Tokyo (1980), Jpn. J. Appl. Phys., 20, Suppl. No.10 (1981) 161
7) 谷水三郎:特公昭 45-1234
8) A.G. White: U.S. Patent No.124578200 (1970)
9) B.Black: Contact Electrification of Solid, ed. D.Blue, p.55,Center for Academic Publicaitions Japan, Tokyo (1996)
10) 松島美雪:静電気学会講演論文集'96, p.51,静電気学会 (1996)